
東京:日本の住民は、新型コロナウイルスの感染が急増する中、予想よりもはるかに高額になる来年のオリンピックへの不安と暫定的な支持との間で板挟みになっている。
主催者は金曜日の発表で、延期された大会は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、日本政府、東京都(TMG)が共有する法案でさらに2940億円(28億米ドル)かかると述べた。
新型コロナウイルス感染症対策と延期に伴う追加経費を賄うために、東京都と日本政府、そして日本の納税者は総額1,910億円を支払うと見込まれている。
大会の総予算は現在1.63兆円(156億米ドル)を上回る可能性が高いにもかかわらず、月曜日に新設された国立競技場の近くで撮影をしていた日本人の中には、支払う価値があると信じている人もいる。
72歳のShiro Teruiさんは「新型コロナウイルスの(日本での)感染者数はまだ他の国に比べて少ないと思うので、このような状況で(大会を)開催できることを願っている」
「同大会の開催は、世界経済にも貢献する。」と述べた。
競技場の近くで犬の散歩をしていた会計士のSatsuki Kataokaさんは、パンデミックの渦中での大会の開催に伴い、追加経費が発生することを受け入れると述べた。
「納税者として、東京都と大会組織委員会がまとめた(追加の)予算は少し多すぎると感じるが、新型コロナウイルスの状況のために追加経費が必要であることを理解している。」と述べた。
日本は、世界中の他の国々で見られる膨大な数の新型コロナウイルス感染症の感染と死亡を避けてきたが、現在、第3波が到来している。
共同通信の調査によると、菅義偉首相の内閣支持率は前月の63.0%から50.3%に低下し、不支持率は19.2%から32.8%に上昇した。
世界中から15,000人以上のアスリートが同大会で東京に集まるため、アスリートの入国が新型コロナウイルス感染症の感染の急増を引き起こす可能性があると懸念されている。
27歳のRyota Satoさんは「このような状況で、国外から様々な人が来日するのは大変心配であり、あまり支持できない。同大会が中止されるか、再び延期される可能性があると思う」と述べた。
主催者は、春までに競技場の観客数を決定すると述べた。