
東京:日本のCOVID-19ワクチン計画の責任者は、記録的な数の感染と重症化をもたらしている第3波と闘っている日本において、一般市民への接種が5月に開始されるとの報道を否定した。
公共放送局のNHKを含む地元メディアは、政府に近い匿名の情報源を引用し、早ければ5月にもワクチンが一般市民に届く可能性があると述べた。
「NHKはワクチン接種のスケジュールをそんな風に決めないでほしい。それは偽物だ。」と、今週ワクチン接種の陣頭指揮担当となった河野太郎行政改革担当相は水曜日にツイートした。
読売新聞は、政府が7月23日に始まる予定の2020年東京オリンピックを前に、7月までにほとんどの国民にワクチンを接種することを目指していると伝えている。
政府はこれまでのところ、2月末までに開始される予定のワクチン計画では、医療従事者や高齢者、基礎疾患を持つ人に優先的に接種するとしているが、それ以降のスケジュールは明らかにしていない。
加藤勝信官房長官は水曜日の毎日の記者会見で、「より広範な人々へのワクチン接種のスケジュールは、ワクチンが承認された後に決定されるだろう。」と述べた。
ワクチンが安全なオリンピックの鍵であると菅義偉首相が発言したことで、接種のスケジュールは日本でも関心を集めている。
日本は、規制当局の承認を得る最初のものになると予想されるファイザー社を含む、複数の欧米の開発者から5億4,000万回分のワクチンを購入するよう手配した。
共同通信によると、日本の死者数は多くの国と比べて微々たるものだが、火曜日には1日の死者数が初めて100人を超え、重症者の数は過去最高の1,001人に達したという。
ロイター