
ミット・ロムニー米上院議員は、オリンピックは会場での観客を制限して開催されるべきであり、新型コロナウイルスのパンデミック下において世界に刺激を与えるだろうと述べ、今夏の東京オリンピックに対する支持を表明した。
大会の開催まで6か月を切るなか、日本は新型コロナウイルス感染の第三波と格闘しており、感染拡大を抑えるために主要都市において緊急事態を宣言している。
国際オリンピック委員会と日本の組織委員会は、大会の開催に全力で取り組むことを約束しているが、最近の調査によると、日本人の多くがアスリートの流入によってパンデミックが悪化することを恐れて、今夏のオリンピック開催に反対している。
「東京オリンピックの開催を」と、2012年共和党大統領候補のロムニー議員はツイートした。
「アスリートは調子を最高の状態に持ってくるようトレーニングを積んできた。会場の観客を制限しよう。いずれにしても、我々の多くはテレビでオリンピックを観戦する。世界は素晴らしい競技とグローバルなスポーツ精神による刺激を待っている。」
ロムニー議員のコメントは、大会が計画通りに開催されるかどうかは、米国とジョー・バイデン新大統領の支持を得られるかで決まるという、東京オリンピック組織委員会メンバーの発言を引用したウォール・ストリート・ジャーナルの記事のツイートに添えられた。
日本の橋本聖子オリンピック担当大臣は水曜日に、今年のオリンピック開催の決定はすでになされていると議会に語った。
「まだ決まっていないのは安全に大会を開催する方法です。新型コロナウイルスの対策を講じないと、大会の開催準備ができないため、これに注力しています」と橋本大臣は付け加えた。
組織委員会は、3月頃までに会場の観客を認めるかどうかを決定すると話している。
木曜日、政府が国内のチケット所有者のみを会場に入れることを検討していると、日刊スポーツは報じた。
ロイター