
茂木敏充外相は16日、世界貿易機関(WTO)の事務局長にナイジェリア出身のオコンジョイウェアラ氏が選出されたことを受け、「多様性を体現する国際機関の長として、アフリカ出身かつ女性初となる事務局長が就任することは非常に意義深い」と歓迎する談話を出した。
談話は、世界銀行の専務理事など要職を歴任したオコンジョイウェアラ氏の経歴に触れ、「深い知見・経験を基に加盟国と連携・協力しながら、山積するWTOの諸課題に取り組むことを期待する」とエールを送った。
加藤勝信官房長官は同日の記者会見で「新事務局長を支え、デジタル経済のルールづくりや紛争解決制度の改革、多角的貿易体制の維持強化に向けた取り組みを主導したい」と語った。
JIJI Press