
東京:JCRファーマは木曜日、COVID-19ワクチンに使用する原料の生産を長期的に拡大するため、日本国内に新工場を建設すると発表した。
JCRファーマは、第一三共や他の日本の提携先とともに、アストラゼネカとオックスフォード大学が開発したCOVID-19ワクチンの製造と流通に協力している。日本政府は同ワクチンを1億2000万回分購入する準備をしており、2月5日に国内の規制当局に承認を求める申請を行った。
JCRファーマは声明の中で、既存の工場でワクチン用のバルク物質を製造しているが、政府の要求に従い別の工場を建設すると発表した。
同社は、12月にアストラゼネカのワクチン用の原料を製造する契約を締結した。しかし、2030年までに国内のワクチン生産能力を強化するための政府の助成金の条件として、別の工場を建設する必要があった。
JCRは、約116億円(1億828万ドル)を投じて神戸市に工場を建設する予定。7月に着工され、2022年10月までに完了する予定であるという。
アストラゼネカのワクチンはほとんどが国内で製造される予定であり、またファイザーのCOVID-19ワクチンのように超低温で保管する必要がないので、日本のワクチン接種計画において重要な位置を占めている。
日本では、2月中旬に日本の規制当局によって最初に承認されたファイザーのワクチンを使用したCOVID-19ワクチン接種キャンペーンが始まっている。しかし、ファイザーのワクチンはヨーロッパの工場から輸入されているため、数が不足している。
地元メディアは、モデルナが日本の提携先である武田薬品工業を通じ、早ければ金曜日にワクチンの承認申請を行うと報じている。
ロイター通信