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死亡の男、容疑者と特定=DNA型一致、証拠品処分か―宮台さん襲撃・警視庁

日本の警察は、12月に死亡した41歳の男を、社会学者の宮台真司氏に対するナイフ襲撃事件の容疑者と特定した。 (AFP)
日本の警察は、12月に死亡した41歳の男を、社会学者の宮台真司氏に対するナイフ襲撃事件の容疑者と特定した。 (AFP)
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16 Feb 2023 03:02:45 GMT9
16 Feb 2023 03:02:45 GMT9

東京都立大(東京都八王子市)の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が襲撃され重傷を負った事件で、警視庁捜査1課は16日、容疑者について昨年12月に死亡した無職の男(41)=相模原市南区=と特定したと明らかにした。

同課は今後、裏付け捜査を進め、容疑者死亡のまま、殺人未遂容疑で書類送検する。

同課によると、事件の約4時間前、容疑者とみられる人物がごみ箱に捨てたペットボトルを調べたところ、検出されたDNA型が男のものと一致した。

警視庁は同12月12日、情報提供を呼び掛けるため、容疑者の画像などを公開。男は数日後に自殺したとみられ、近くからは「家族に迷惑を掛けた。皆さんに申し訳ない」という内容の遺書が見つかった。事件には触れていなかった。

男は事件現場から約9キロ離れた自宅で両親と3人暮らしをしていた。

自宅などからはおのや複数の刃物のほか、事件当日などに乗っていたとみられる自転車2台が発見された。

昨年12月上旬に注文したとみられる山刀も見つかり、再び宮台さんを襲うために購入した疑いもあるという。

一方、事件当時、男が着用していたとみられるオレンジ色のニット帽や衣類のほか、パソコンや日常の出来事を記したメモなどは見つからなかった。

死亡前、事件に使った凶器とともに処分した可能性が高いという。 

男は同11月29日午後4時17分ごろ、都立大の構内で宮台さんを背後から刃物で切り付けるなどし、殺害しようとした疑いが持たれている。

同課は今月1日、男が容疑者とみられると明らかにし、所持品の鑑定などを進めていた。

時事通信

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