
東京:日米防衛相は、先週行われた会談で、中国と台湾の軍事衝突が起きた際には緊密に連携することで合意した。共同通信が21日、複数の政府筋の話として伝えた。
ロイド・オースティン米国防長官は16日、岸信夫防衛相との会談でこの問題を取り上げたが、このような非常事態に対する両国の対応の調整については具体的には話し合われなかった。共同通信は伝えた。
日本は歴史的に、中国との関係において起こり得る台湾の緊急事態への言及を避けており、「中台の緊張の平和的解決のための対話を促す」との立場にとどまっている、と共同通信は書いている。
オースティン氏とアントニー・ブリンケン米国務長官は先週、東京で日本の防衛大臣、外務大臣と会談した。ジョー・バイデン政権の閣僚による初の国外訪問だった。
日本との共同声明で、オースティン氏とブリンケン氏は「中国による既存の国際秩序と合致しない行動は、日米同盟と国際社会に対する政治・経済・軍事・技術的課題を提起している」と述べた。
在日米国大使館からのコメントはすぐには入手できなかった。日本の防衛省の代表からのコメントは得られなかった。