Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 英国型、感染力1.3倍=コロナ、18歳未満割合高く―感染研

英国型、感染力1.3倍=コロナ、18歳未満割合高く―感染研

感染研によると、今月5日までに英国型の感染者は803人報告された。2月~3月下旬の実効再生産数は、従来型0・94に対し、英国型は1.23。平均では英国型が1.32倍高かった。海外では43~90%高いとの報告があるという。(File photo/AP) 
感染研によると、今月5日までに英国型の感染者は803人報告された。2月~3月下旬の実効再生産数は、従来型0・94に対し、英国型は1.23。平均では英国型が1.32倍高かった。海外では43~90%高いとの報告があるという。(File photo/AP) 
Short Url:
08 Apr 2021 02:04:30 GMT9
08 Apr 2021 02:04:30 GMT9

国立感染症研究所は7日、感染拡大が続く新型コロナウイルスの変異ウイルスについて、英国型では感染者1人が平均してうつす人数を表す「実効再生産数」が従来型より平均で1.32倍高いとの解析結果を公表した。従来型と比べ感染者のうち18歳未満が占める割合が高いという。感染研は「英国型は感染力が強く、従来の対策だけでは十分な制御が困難な可能性がある」と指摘した。

感染研によると、今月5日までに英国型の感染者は803人報告された。2月~3月下旬の実効再生産数は、従来型0・94に対し、英国型は1.23。平均では英国型が1.32倍高かった。海外では43~90%高いとの報告があるという。 

ただ、今年初頭の段階では陽性者の全遺伝情報(ゲノム)解析が進んでいなかった。このため、従来型に分類された中にも変異ウイルスが一定数含まれる可能性があり、実効再生産数の高さは過小評価されている恐れがある。

英国型と従来型の感染者の年齢構成は、5歳以下がそれぞれ4.3%と2.1%、6~17歳は10.3%と5.7%となった。英国の報告でも20歳未満の感染リスクは従来型より高いことが示唆されているが、感染研は「時期によって傾向に差が見られ、さらなる研究が必要」とした。

JIJI Press 

特に人気
オススメ

return to top

<