
東京:北京の軍事力拡大に対応するには、東京は従来と「根本的に異なる速さ」で軍を強化しなければならないと、日本の防衛大臣が木曜日に発表されたインタビューで述べた。
岸信夫氏は日本と中国の軍事力の差が「毎年広がっている」と日経新聞とのインタビューで述べた。
同氏は「従来と根本的に異なる速度で防衛力を強化しないといけない」と述べ、中国の軍事費だけでなく宇宙やサイバー力、電磁波戦といった新分野の戦いについても言及した。
日本の防衛予算はGDPの1%程で推移していたが、予算は上限ではなくその必要性に応じて変化すると岸氏は述べた。
「日本の安全保障を取り巻く状況は、高まる不安と共に急速に変化している」と日経は彼の言葉を引用した。
「我が国を守るために必要な経費をしっかり手当てする」
戦後に定められた日本の憲法が軍の防衛力と能力の拡大を制御する事については、国内でも時に論争を引き起こしてきた。
岸氏のコメントは日本の地域安全環境に関して増す不安と、特に中国で高まる軍事的積極性に由来する。
彼は日中間の軍事バランスについて「近年は非常に中国側に傾き、毎年広がっている」と日経新聞に語った。
岸氏は台湾に関する問題についても、北京が反乱地区と見なし、自治領島に中国が更なる圧力をかける中、「我々の問題」として捉えていると述べた。
日本はここ数か月で中国の海域での動き、特に東シナ海にある争点となっている島の周辺に存在する沿岸警備艇について主張するようになってきた。
先月の話し合いで、日本の菅義偉総理大臣とジョー・バイデン米大統領は懸念である北京の海上での動き、香港とウイグル地区の弾圧、そして台湾に対して高まりつつある緊張感について意見を交えた。
米国は日本とその同盟国に対して軍事力の強化を長らく求めてきた。
AFP通信