
田村憲久厚生労働相は25日の閣議後記者会見で、政府が東京、大阪など9都道府県を対象に今月末を期限に発令している新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言について、「延長することも当然視野に入れながら、最終的には専門家の評価を参考に判断したい」と述べた。
田村氏は、感染者数について「全国的に見ると減少に転じているが、地域によっては十分に収まっていない」と指摘。「東京だと安定的に(1日)500人、大阪でも300人強を下回らないといけない」と述べた。
その上で宣言解除の目安について「(感染状況が)ステージ3まで下がり、さらにステージ2を見据えられるかを勘案した上で、判断する」と強調した。
JIJI Press