
【コーンウォール時事】菅義偉首相は12日午前(日本時間同日午後)、英国で開催中の先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席に合わせ、ドイツのメルケル首相と会談し、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた協力促進を確認した。
菅氏は、ドイツによる海軍フリゲート艦派遣などを念頭に、同国のインド太平洋地域への関与強化を歓迎。メルケル氏は「ドイツにとっても重要な地域だ。安全保障分野を含め連携したい」と応じた。
日本産食品に対する欧州連合(EU)の輸入規制をめぐり、菅氏は撤廃への協力をメルケル氏に求めた。
菅氏の首相就任後、メルケル氏との対面による会談は初めて。新型コロナウイルスや気候変動などサミットの重要課題で連携する方針で一致。中国を含む東アジア情勢などについても協議した。
JIJI Press