
東京は土曜日、新たに716人の新型コロナウイルス新規感染者が確認されたと発表した。これは5週間以上ぶりの高水準であり、東京オリンピックの開幕が数週間後に控え、東京都における「まん延防止等重点措置」の延長が検討されている。
東京都と隣接する3県には、7月11日まで「まん延防止等重点措置」が適用されているが、最近の新規感染者数の増加を受けて、日本政府はこの措置を2週間以上延長する可能性がある。
新型コロナウイルス新規感染者の急増は、7月23日に開幕する東京オリンピックを有観客で実施するかどうか、東京オリンピック組織委員会がその決断に慎重となっている中に起こった。
海外からの観客を入れないことを決定した大会組織委員会は、医療専門家らが無観客とすることが、「最もリスクの少ない」選択肢であると主張しているにもかかわらず、国内の観客数を大会会場ごとに1万人(収容人数の50%)を上限に受け入れるとしている。
土曜日に発表された新型コロナウイルス新規感染者数は、5月26日に東京都で新たに743人が感染して以来、最も高い数値となった。
ロイター