Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 聖火が東京に到着、観客なしの聖火リレーに

聖火が東京に到着、観客なしの聖火リレーに

東京での聖火リレーの初日、駒沢オリンピック公園総合運動場で行われたお披露目式で公開された聖火=2021年7月9日(AFP通信)
東京での聖火リレーの初日、駒沢オリンピック公園総合運動場で行われたお披露目式で公開された聖火=2021年7月9日(AFP通信)
駒沢オリンピック公園総合運動場で行われた聖火のお披露目式で、元パラリンピック選手の田口亜希氏(右)が見守る中、聖火の入ったランタンの横で、日本の元プロテニス選手で聖火ランナーの松岡修造氏(中央)とグータッチする東京都の小池百合子知事(左)=2021年7月9日(AFP通信)
駒沢オリンピック公園総合運動場で行われた聖火のお披露目式で、元パラリンピック選手の田口亜希氏(右)が見守る中、聖火の入ったランタンの横で、日本の元プロテニス選手で聖火ランナーの松岡修造氏(中央)とグータッチする東京都の小池百合子知事(左)=2021年7月9日(AFP通信)
Short Url:
09 Jul 2021 05:07:50 GMT9
09 Jul 2021 05:07:50 GMT9

オリンピックの聖火が金曜日に東京に到着した。しかし、コロナウイルスへの懸念から控えめな歓迎式典が行われ、一般市民は参加できなかった。これに先立ち、ほとんどの競技で観客の入場が禁止されるという「悲痛な」発表があった。

オリンピックの聖火が金曜日に東京に到着した。しかし、コロナウイルスへの懸念から控えめな歓迎式典が行われ、一般市民は参加できなかった。これに先立ち、ほとんどの競技で観客の入場が禁止されるという「悲痛な」発表があった。

パンデミックが始まって以降、最大のスポーツ大会の開幕を2週間後に控えた雨の朝、聖火はランタンでステージに運ばれ、小池百合子東京都知事に手渡された。

全国を巡る聖火リレーに混乱が生じたが、「希望の道としてここまでつながれてきた」と小池氏は語った。

東京2020大会の主催者と政府関係者は木曜日の夜、東京で開催されるオリンピックイベントでは観客による観戦を認めない決定を発表した。東京は大会の開催期間を通してコロナウイルスに関する緊急事態宣言下に置かれる予定となっている。

これは、パンデミックの影響で延期された今回のオリンピックが、首都圏1都3県以外で開催されるごく一部の競技を除き、ほぼ非公開で行われる最初の大会となることを意味する。

3月に始まった聖火リレーはオリンピックに向けた興奮を高めるためのものだったが、群衆がウイルスを拡散させるのを防ぐため、東京を含む多くの場所で公道での聖火リレーが中止された。

金曜日の朝、聖火の到着を前に、スーツを着た5人の男性トランペット奏者が小雨を避けるためのテントの下で盛り上がるメロディーを演奏した。演奏を見守ったのはジャーナリストや関係者だけだった。

東京の中心から南西にある駒沢オリンピック公園総合運動場のスタンドには誰もいなかった。この競技場は、第二次世界大戦後の日本による世界の舞台への大々的な復帰と考えられている1964年の東京オリンピックで使用された。

金曜日のイベントは、7月23日に都心の国立競技場で開催される開会式で選手たちを待ち受けるとみられる雰囲気が垣間見えるものだった。

木曜日の夜、小池氏は「今回の決定には断腸の思いだ」と述べたが、主催者らは、「感染者数が増え、デルタ株によって懸念が高まる中で選択の余地はなかった」と語った。

東京2020大会では、大会期間中、会場に最大1万人の観客を入れることを希望していたが、現在では、ほとんどのイベントは関係者やオリンピック代表選手のみが観戦することになる。

日本は厳しいロックダウン措置を避けたにもかかわらず、これまでのコロナウイルスによる死者数は約1万4900人となっている。コロナウイルスに関する新たな緊急事態宣言では、酒類の販売が大幅に制限され、飲食店の営業時間が短縮される。

政府は、ワクチン接種プログラムの開始が遅かったことで批判されており、接種を完了した人は人口の約16%となっている。

昨年、パンデミックの規模が明らかになり、東京2020大会が延期された際には、世界がウイルスを克服したことの証明として大会が開催されると言われていた。

しかし、そのような勝ち誇った論調は、新たな感染者の急増や感染力の強い変異株の出現という厳しい現実に取って代わられた。

全国を巡る聖火リレーは3月に始まって以来トラブル続きで、半分近くの区間が何らかの形で中断されている。

京都や広島などの有名な観光都市では、大勢の観客がウイルスを拡散させる恐れがあるとして、公道での聖火リレーが中止された。

また、週末には「トーチの火を消せ!」と叫びながら聖火ランナーに向かって水鉄砲から液体を飛ばした53歳の女が逮捕されるなど、聖火リレーには世間からの反発もあった。

金曜日には、駒沢競技場の外でごく小規模な抗議活動が行われた。10数名の人々がカラフルな横断幕を持ち、そのうちの1つには「Just stop it」と書かれていた。

8月24日に開幕するパラリンピックの観客に関する決定は、オリンピックが終了するまで行われないと、大会主催者が木曜日に発表した。

AFP

特に人気
オススメ

return to top

<