
東京都は14日、新たに1149人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。前週の水曜日より229人増えた。都の新規感染者が1000人を超えたのは約2カ月ぶりで、5月の「第4波」のピーク(1121人)を上回った。
全国では計3194人の新規感染が判明した。3000人を超えたのは6月2日以来。神奈川県で前週比111人増の361人が確認されるなど首都圏全体で増えた。大阪府、兵庫県でいずれも前週の倍以上となるなど、関西圏でも急増している。
国内の死者は新たに20人確認され、累計で1万5000人を超えた。重症者は前日比12人減の412人だった。
都によると、都内の新規感染者の直近1週間平均は823.3人で、前週比130.3%。年代別では20代が最多の326人で、30代214人、40代209人、50代140人と続いた。65歳以上は46人。都基準の重症者は前日から4人減り54人だった。
都の担当者は「緊急事態宣言の効果が表れるのは月末ごろ」と指摘した上で、「ワクチン接種が追い付いていない。感染するリスクは身の回りに多くあると認識した上で行動してほしい」と話した。
大阪府の新規感染者は349人で、300人を上回ったのは5月27日以来。年代別では20代が122人と突出して多く、次いで30代が57人、40代が54人と続いた。
時事通信