
13日朝、日本の南西部では集中豪雨となり、土砂崩れが発生して4人が巻き込まれた。同地域では河川の氾濫やさらなる土砂崩れの危険性がある。
長崎県雲仙市で起きた土砂崩れは、2軒の家と計4人の住人を襲った。消防庁によると、そのうち1人は発見時にすでに死亡していたと見られる。別の1人は意識があり、救出活動にあたった隊員と会話できたという。残る2人は依然行方不明。
日本の気象庁は、南部の九州の一部と西部の広島に大雨・土砂災害警報を出した。これらの地域では、前線の活動で今週はじめから記録的な量の雨が降っている。
公共放送NHKのテレビ映像では、広島の河川に泥水が溢れて決壊しそうな様子が映し出されている。長崎と広島の一部には最高レベルの避難指示が出され、住人に早めの準備と行動を促している。
気象庁によると、長崎の一部では過去48時間に8月の平均雨量を超える500mm近くの雨が降った。今後も大雨が予想されている。
菅義偉首相は災害対策会議を開き、救出・救助活動および被災住民の支援に全力を尽くすと約束した。
AP