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高市早苗元大臣が自民党総裁選に立候補、初の女性首相誕生の可能性も

高市早苗元総務相は、水曜日に自民党総裁選への出馬を表明する。(AFP)
高市早苗元総務相は、水曜日に自民党総裁選への出馬を表明する。(AFP)
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08 Sep 2021 09:09:28 GMT9
08 Sep 2021 09:09:28 GMT9

高市早苗元総務相は、水曜日に日本の与党である自民党の総裁選に立候補することを正式に発表した。高市が総裁に選任されれば、日本初の女性首相に就任する可能性が高い。

地元メディアによると、高市氏は安倍晋三元首相の支持を受けており、中国のテクノロジーの脅威に対抗し、新型コロナウイルスの感染流行により打撃を受けた経済を立て直すための政策を基に総裁選に出馬するという。

先週金曜日に行われた菅義偉首相の辞任表明を受け、日本の自由民主党は、9月29日に党の総裁選挙を実施する。この総裁選挙の勝者が、日本の次期首相になることはほぼ間違いない。

これまでに総裁選への立候補を正式に表明しているのは、物腰の柔らかい岸田文雄元外務相だけであるが、人気が高く新型コロナウイルスワクチンを担当する河野太郎大臣や高市氏も立候補の意思を示している。

現在60歳の高市氏は、2014年に第2次安倍政権で初の女性総務相に就任した。

しかし地元メディアによると、安倍前首相が高市氏を支持し、高市氏が総裁選挙立候補に必要な20人の議員の推薦を獲得したと言われている。しかし、高市氏の支持率は低く、このことが高市氏の総裁選勝利の可能性を阻んでいる。

地方の自民党員と国会議員が総裁選挙で投票を行う。この総裁選挙に勝利した者が11月28日までに実施することが決まっている衆議院解散総選挙で自民党を率いることとなるため、国民へのアピールが新総裁選挙の重要な要素となる。

高市氏は、インフレ率2%の達成や、「中国への機密情報の流出を防止する」ための法整備など、これまでの政権で未解決だった課題に取り組みたいと語っている。


また高市氏は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により逼迫している日本の医療体制を強化するためには、早急に追加予算を編成する必要があると述べた。

自民党内でも最も保守的な立場の議員である高市氏は、日本の戦犯を祀る靖国神社をこれまでも多く参拝している。このような日本の指導者による靖国神社の参拝は、中国や韓国といった戦時中の日本の旧敵国の猛反発を招いている。

高市氏は、結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の氏を称することを認める夫婦別姓にも反対の姿勢を示しており、これは女性の権利を推進する人々を失望させている。

ロイター

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