
岸田文雄首相はバイデン米大統領と会談するため、11月中にも米国を訪問する方向で調整に入った。政府関係者が4日、明らかにした。首相の所信表明演説や2021年度補正予算案の審議が予定される臨時国会は早ければ11月下旬召集と見込まれ、年内は日程が立て込むことから、召集前のタイミングが望ましいと判断した。
首相は先の訪英中にバイデン大統領と短時間会談した際、年内にも訪米して正式な首脳会談を行うことで一致した。この会談では中国の動きを念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けて緊密に連携していくことも申し合わせており、訪米の際も日米同盟の深化を再確認したい考えだ。
時事通信