ワシントン時事:米国家安全保障会議(NSC)でアジア政策を統括するキャンベル・インド太平洋調整官は19日、日米、オーストラリア、インド4カ国の連携枠組み(クアッド)の会合について、日本が来年開催することで合意していると明らかにした。首脳会議を念頭に置いているとみられ、開催時期は今後調整していく方針。米シンクタンクのウェブイベントで語った。
バイデン米大統領は9月、対面で初となるクアッド首脳会議をワシントンで開催。台頭する中国への対抗を視野に、自由で開かれた国際秩序を重視する民主主義国の結束を強調した。各国首脳は、首脳会議を毎年定例化することで合意していた。
また、キャンベル氏は、クアッドは「非公式の集まり」であり、近い将来に正式な組織にする計画はないと説明した。
時事通信