
アラブニュース・ジャパン
東京: 日本の外務省は1月29日、先般のフーシ派によるアブダビ攻撃事案に続いて、アラブ首長国連邦(UAE)に関する海外安全情報を追加した。
UAEは1月17日、24日に発生したフーシ派によるミサイル攻撃事案について発表した。これを受けて日本の外務省は、今後も同様の事案が続く可能性は排除できないとして、現地の邦人に向けて、安全確保に充分注意を払い、少しでも身の危険を感じる場所には近づかないなど安全確保に努めるよう注意喚起を行った。
加えて現地の報道やUAE政府による発表を注視するよう要請した。
外務省はUAEの危険度を4段階中のレベル3とした。レベル3は、どのような目的であれ直ちに渡航を延期し、現地の邦人に対しては退避の可能性の検討や準備を促すもの。
消息筋によると、UAEがレベル3に分類されたのは最近のフーシ派による攻撃のためではなく、コロナウイルスの拡散を考慮したものである。コロナ禍以前はUAEは安全と判断され、日本の警報システムに含まれない数少ない国だった。
外務省による特定地域への渡航勧告は、勧告であって日本国民を拘束するものではないものの、旅行、観光、交通、生命保険企業、公務員の出張など、概ね勧告事項は守られている。