

アラブニュース・ジャパン
東京:「北方領土の日」の7日、在京ロシア大使館前では日本の右翼団体などが抗議活動を行った。大使館周辺には多数の警察官が動員された。
これに先立ち、政府行事が行われていた国立劇場前や自民党本部前でもデモ活動があった。
右翼団体は1855年2月7日に締結された下田条約の尊重を要求した。この条約は、ロシアが千島列島に編入した南部の歯舞島と色丹島を含む紛争中の島々への日本の主権を認めたものである。
日露政府間の合意を模索しているにもかかわらず、2019年にメドベージェフ元首相が択捉島を訪問するなどロシア側による挑発は二国関係を緊張させている。
プーチン大統領は平和条約交渉を続けるとしているが、ロシア憲法には領土の割譲を禁止する条項が盛り込まれた。
北方四島はウラジオストクとカムチャツカ半島の間に位置し、漁業資源が豊富で戦略的にも軍事的にも重要となっている。