
林芳正外相は7日、訪問先のフィジーでバイニマラマ首相兼外相と会談した。外務省の発表によると、両氏は南太平洋で影響力を強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた連携強化で一致した。
ソロモン諸島が中国と安全保障協定を締結したことも取り上げ、日本とフィジーの2国間に加え、米国やオーストラリア、ニュージーランドなどを交えた多国間の協力推進を確認した。
一方、林氏はロシアのウクライナ侵攻を非難。「国際秩序の根幹が揺らぐ中、基本的価値を共有する国々の結束が重要だ」と指摘した。
時事通信