
東京都は13日、上野動物園(台東区)で飼育されている雌のジャイアントパンダ「シャンシャン」(4歳)について、6月末までとなっていた中国への返還期限が12月末まで延長されたと発表した。新型コロナウイルスの影響で専門家らが渡航するのが難しいためで、コロナによる延期は4度目。
シャンシャンは2017年6月、雄の「リーリー」と雌の「シンシン」の間に誕生。当初は生後2年となる19年6月に返還される予定だったが、中国側との協議で20年12月末まで延長した。その後、コロナの影響で延期を重ね、返還時期が見通せない状況になっている。
小池百合子知事は13日の定例記者会見で「今しばらく上野で活躍してくれる。ぜひかわいいパンダたちに会いに来てほしい」と述べた。
時事通信