
東京:天皇陛下は木曜、東京都心の皇居に集まった多くの一般参賀者に対し、「平和な年になるよう願っております」と新年のあいさつを述べられた。
昨年5月1日に天皇陛下が即位され、令和の新時代が始まったが、皇居で国民への新年のあいさつを述べられるのはこれが初めてだ。
宮内庁によると、計68,710人が今回の一般参賀に参列したとのことだ。
天皇陛下は、皇后陛下や上皇・上皇后両陛下を含むその他皇族の方々とともに皇居・長和殿のベランダにお出ましになり、「皆さんとともに新しい年を祝うことを嬉しく思います」と述べられた。
天皇陛下は、昨年の台風や豪雨で被災した人々の生活を案じられるとともに、「本年が災害のない安らかで良い年となるよう願っております」と述べられた。
昨年の代替わり後、上皇・上皇后両陛下が揃って公の場にお姿を見せられた初めての機会となった。上皇は先代の天皇陛下で、現天皇の父親にあたる。
木曜、皇族の方々は5回にわたり長和殿のベランダにお立ちになり、午前中の3回は上皇・上皇后両陛下も参加された。
時事通信社