
【マドリード時事】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席のためスペインのマドリードを訪れている岸田文雄首相は29日午前(日本時間同日午後)、スウェーデンのアンデション首相と会談した。同国のNATO加盟方針について、岸田首相は「歴史的決断を支持する。努力に敬意を表する」と伝えた。
北欧のスウェーデンとフィンランドのNATO加盟はトルコが28日に支持を表明したことで、承認される見通しとなった。岸田首相は日本とスウェーデンが来年、それぞれ先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)の議長国を務めることに触れ、「基本的価値を共有するパートナーとして関係を一層強化していきたい」と述べた。
アンデション首相は「トルコとの困難な交渉を経て、次のステップに進めることをうれしく思う。ロシアに対する日本の強い対応に感謝する」と語った。
(JIJI Press)