
米国のハワイを訪問中の浜田靖一防衛相は1日(日本時間2日未明)、米国のオースティン国防長官、オーストラリアのマールズ国防相と会談した。
東・南シナ海への海洋進出を強める中国を念頭に、3カ国の防衛協力を強化していくことで一致。
共同訓練や防衛装備・技術協力の促進についても確認した。
防衛省の発表によると、3氏は8月上旬に中国が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に着弾したことを「強く非難」した。
その上で、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」ことを強調した。
「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けて、安全保障分野での連携強化についても意見を交わした。
3カ国の防衛相会談は11回目で、米側の要請で行われた。
時事通信