【モスクワ時事】ロシア訪問中の北村滋国家安全保障局長は16日、モスクワ郊外でプーチン大統領と面会した。ロシア大統領府が発表した。北方領土問題を含む日ロ平和条約締結交渉などをめぐり意見交換したとみられる。
プーチン氏は冒頭、「両国関係は前向きに発展しつつあることを強調したい」と語った。その上で、次回の日ロ首脳会談の日程について調整する意向を示した。
北村氏は15日にはプーチン氏側近のパトルシェフ安全保障会議書記と会談。両氏は安全保障政策を含む日ロ関係に加え、緊迫する中東、北朝鮮情勢についても意見を交わした。
これに関し、菅義偉官房長官は16日の記者会見で、「国家安全保障局長が各国のカウンターパートと平素から緊密な意思疎通を図っていくことは重要だ」と述べた。
時事通信社