
林芳正外相は20日、東京都内で講演し、来年1月に国連安全保障理事会の議長国として「法の支配」をテーマに公開討論を行うことを検討していると明らかにした。
覇権拡大に動く中国やウクライナ侵攻を続けるロシアの動向を踏まえ、「(法の支配を)国際社会における平和と繁栄のための秩序の基礎とし、強化すべく行動する」と強調した。
林氏はまた、中国を念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」構想に関し、来春までに日本の行動計画を発表する方針を改めて説明した。
各国との協力の重点分野として、海上法執行能力強化やサイバー・セキュリティー、デジタル、グリーン、経済安全保障を挙げた。
時事通信