
河野太郎防衛相は21日、防衛省内で米国防総省の国防安全保障協力局のフーパー局長と会い、米政府からの有償軍事援助(FMS)調達をめぐり意見交換した。河野氏は「調達迅速化のためにシステムを改善したい」と要請。フーパー氏は「日本側の懸念解決に向け努力する」と応じた。
FMSは、米政府が同盟国などに防衛装備品を前払いで提供する制度。余剰金は納入後に精算される。会計検査院は昨年、装備品の納入や精算が遅れていると指摘、防衛省に出荷促進や早期精算の対応を求めていた。
フーパー氏は22日、武田博史防衛装備庁長官とFMS調達の課題解決に関する会合に臨み、具体策を協議する。
JIJI Press