
アラブニュース・ジャパン
東京:西村康稔経済産業相は12月25日からサウジアラビア、オマーンを訪問し、石油やLNGの供給、安定化について協議する。
西村氏は自身のツイッターに「サウジアラビア、オマーンには国際原油市場の安定化、LNGの安定供給確保を働きかけます。水素やアンモニアなどの分野でも協力を強化します」と投稿した。
日本のマスコミは、中国がアラブ諸国に接近する中、日本は脱炭素化やインフラ、エネルギーの安定的な確保などで中東諸国との関係を強化する計画だと報じた。
西村氏は25日と26日に、日本にとって最大の原油輸入国であるサウジアラビアを訪問し、27日には液化天然ガス(LNG)供給国のオマーンを訪問する。
西村氏はサウジアラビアでエネルギー担当相と会談し、原油価格の安定に協力を呼びかける。また水素やアンモニアのプロジェクトについても話し合う予定だ。
日本は、原油やLNGの大半をGCC諸国に依存しており、アラブ諸国との関係は日本経済にとって極めて重要である。
西村氏は中東訪問の後、マレーシアに向かい、LNGの安定供給の確保、アジアゼロエミッション共同体構想、IPEFなどについて協議する。