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来週レバノンがIMFとのオンライン会談を開始

2022年5月ベイルートの通貨両替所でレバノンポンド紙幣を数える男性。 (ロイター)
2022年5月ベイルートの通貨両替所でレバノンポンド紙幣を数える男性。 (ロイター)
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23 Jan 2022 03:01:03 GMT9
23 Jan 2022 03:01:03 GMT9
  • また、IMFの報道官は土曜日ロイターに対し、来週からチームがレバノン当局とのオンライン会談を開始すると語った
  • レバノン政府は、1月から2月の間に資金援助についてIMFと最初の合意に達することを望んでいると述べた

ベイルート: レバノン政府関係者は月曜日に国際通貨基金(IMF)との協議を開始する、と政府筋がロイター通信に伝えた。

また、IMFの報道官は土曜日ロイターに対し、来週からチームがレバノン当局とのオンライン会談を開始すると語った。

レバノン政府は、1月から2月の間に資金援助についてIMFと最初の合意に達することを望んでいると述べた。レバノンは前例のない財政危機に陥っており、IMFとの取引が援助を確保するための唯一の方法と広く見られている。

IMFは12月、レバノン当局が発表した同国の金融セクターの損失額690億ドルを査定中であると発表した。

レバノンでは、損失額とその分配方法をめぐって意見が対立し、2020年のIMF交渉は暗礁に乗り上げた。中央銀行、銀行、政治家は、当時IMFに承認された政府の計画に記載された数字を拒否した。

レバノンのナジーブ・ミカティ首相は9月、内閣が策定する財政再建計画には、金融システムが被った損失の公平な配分を盛り込むと述べたが、10月以降、内閣は召集されていない。

2022年予算を審議するために月曜日に再び召集されるが、再建計画について明確な内容は公開されていない。

レバノンの金融システムが2019年に崩壊したのは、数十年にわたる国家の腐敗と浪費、そして持続不可能な資金調達の方法によるものだ。引き金となったのは、政府に多額の融資を行っていた銀行システムへのハードカレンシーの流入が鈍化したことである。

IMFが求めるであろう、補助金の削減やレバノンの混沌とした現金経済における多数の為替レートの統一などを含むいくつかの改革は、ハードカレンシーの枯渇によりすでに現実となりつつある、と政治関係者は話す。

ロイター

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