
アラブニュース・ジャパン
東京:警視庁は、現在UAEに滞在するガーシー(東谷義和)参院議員の都内の関係先数カ所を家宅捜索した。
警視庁は暴力行為等処罰法違反や威力業務妨害などの疑いで、ガーシー氏の動画投稿サイトの収益を管理する会社代表の関係先などを捜索した。
ユーチューバーのガーシー氏(50歳)はNHK党の議員で、同党の立花孝志党首は不在のガーシー氏について、いつ日本に戻るか分からないとアラブニュース・ジャパンに語っていた。
ガーシー氏は昨年7月に初当選して以来、1度も国会に出席していない。
彼は自身のユーチューブチャンネルで著名人のスキャンダルを暴露することで知られる。議員に選出されたにもかかわらず、海外のアラブ首長国連邦に滞在し続けている。
数人の著名人が告訴状を提出したため、警視庁はすでに容疑を裏付けるために関係者から聴取を進めており、現在ドバイにいるガーシー氏に対して任意の事情聴取に応じるよう求めている。
法律の専門家によると、現段階では日本はガーシー氏に自発的な帰国と捜査への協力を求めただけで、ガーシー氏が数人を脅迫しようとしたという申し立ては、ガーシー氏から明らかな害を与えられたと述べた数人からの個人的な反応であったため、組織的な集団攻撃ではなく、「過剰で不適切な」行為でしか非難されない。
専門家はまた、ガーシー議員が被害者と推定される人々から価値のあるものを要求したり抽出したりしておらず、強制送還されるリスクは非常に小さいと指摘した。
日本は首長国と良好な関係にあるが、ガーシー氏が現地の首長国当局と問題を引き起こさない限り、何の措置も取らないだろう、と専門家は東京でアラブニュース・ジャパンに語った。
この専門家は、ガーシー氏がUAEに拠点を置く弁護士を通じて日本の警察と連絡を取り、彼らの助けと理解を求めることを提案している。
警察はテレビ会議に同意するか、あるいは成田に到着した際の逮捕を待つのかもしれない。