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岸田首相「攻撃の事前察知は困難」=反撃能力巡り―参院予算委

日本の岸田文雄首相は水曜日、日本に対する攻撃の兆候を検出するのは難しいと認めた。 (AFP)
日本の岸田文雄首相は水曜日、日本に対する攻撃の兆候を検出するのは難しいと認めた。 (AFP)
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01 Mar 2023 06:03:37 GMT9
01 Mar 2023 06:03:37 GMT9

参院予算委員会は1日午前、岸田文雄首相と全閣僚が出席して2023年度予算案に関する基本的質疑を行い、実質審議に入った。

反撃能力(敵基地攻撃能力)の行使を巡り、首相は「現実として、相手のミサイル発射の第一撃を事前に察知し、攻撃を阻止することは難しい」との認識を示した。

反撃能力について、政府は相手国が攻撃に着手したと認められれば、ミサイル発射前でも行使可能との立場を取る。

首相の発言はこの政府見解を前提としながらも、相手の攻撃前に反撃能力を使う事例はまれだと指摘した形だ。

自衛隊の戦闘機による相手国への攻撃も反撃能力に含まれるかについては「(武力行使の新)3要件に当てはまるかどうかを考えなければいけない」と述べるにとどめた。

首相は非核三原則の維持を改めて強調。米国の核兵器を共同運用する「核共有」について「考えることはない」と述べた。立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。 

杉尾氏は、台湾への中国の武力侵攻を想定した日米共同作戦計画の策定は完了したのかとただした。浜田靖一防衛相は「まだ終わっていない」と答えた。

原発の運転期間を「60年超」に延長する政府方針について、首相は「エネルギーの安定供給を構築するため、原子力を含めた選択肢が必要だ」と理解を求めた。

西村康稔経済産業相は、原子力規制委員会の審査基準が「より厳しくなる」と指摘。「(運転期間が)30年、40年でも駄目だと言われるかもしれない。安全性が最優先だ」と語った。立民の辻元清美氏への答弁。

時事通信

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