


東京: 土曜日(4月15日)の現地時間午前11時30分頃、西日本の和歌山市の漁港で、日本の岸田首相の選挙演説の場で爆発が起こったが、首相に怪我はなかった。
Hunting the Prime Minister has become a national pastime in Japan.
— Victor vicktop55 (@vicktop55) April 15, 2023
🇯🇵 The moment of throwing an explosive device at Japanese Prime Minister Fumio Kishida and detaining the suspect.
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岸田首相は車で雑賀崎の漁港に11時15分頃到着し、漁場を視察、15分後、集まった漁師とその家族を中心に海の幸を味わっていた。その後和歌山第1区衆議院補欠選挙の自民党・門博文候補の応援演説をするべく場所を移動し候補者と挨拶をしていたところ、長さ約15センチの銀製の爆薬筒が投げられ、首相から2メートルほど離れたところに落下した。 すぐに警察が首相を取り囲み、事故現場から安全に避難させた。
容疑者のそばにいた一部の群衆と治安警察が容疑者を取り押さえた。犯人は抵抗しなかったがこの間、警官が軽傷を負った。
警察は容疑者を、兵庫県出身の木村隆二(24)と発表。容疑者は金属管に入った2発目の爆弾を所持していた。 目撃者は「首相が候補者の隣で聴衆に挨拶していたとき、彼に向かって長さ約20センチの筒状のものが飛んでいくのが見えた。正確に命中していれば、死亡していた可能性がある」と語った。岸田首相はその場所での選挙演説を取りやめたが、和歌山駅での演説は予定通り行った。そして「選挙戦の最中であり、何が起こっても最後までやり遂げなければならない」と述べた。
自民党の茂木敏充幹事長は「首相と話しましたが、元気で、怪我もしていません。 民主主義の根幹である選挙期間中に、このような暴力行為が行われたことは非常に遺憾であります」と述べた。加害者は、「威力業務妨害」の罪で逮捕されたが、これは日本の警察がよく使用する一般的な最初の罪状であり、追加でその後別の罪状がつくことが多い。警察筋はメディアに対し、容疑者は弁護士の立ち会いなしに動機について語ることを拒否している、と述べた。
爆発の過程でその場にいた200人から300人が叫び声を上げて逃げ出し、会場は混乱に包まれた。岸田氏の演説を聞きに来た女性は「怖かった…」と話したという。
2022 年 7 月に奈良市で選挙演説を行っていた安倍晋三元首相が銃撃により暗殺された後、日本政府は VIP のセキュリティを強化するための措置を講じている。日本は5月に広島でG7サミットを控えており、セキュリティ対策が強化されることが期待されている。
松野総務大臣は「選挙は民主主義の柱であり、妨害することは許さない」と非難、加害者が選挙と民主主義を狙っていたと示唆した。
ある識者は、日本に暴力的な組織が存在していることを指摘し、今回の容疑者がおそらく彼自身の政治的理由で、安倍晋三の暗殺を摸したのではないか、とした。しかし、甚大な被害を引き起こしかねない爆弾やミサイルを個人で作成することに成功するケースが増えている現在、日本の銃器の使用規制は大きな課題に直面している。
尚、岸田首相は容疑者取り押さえに協力した2名の一般市民に電話をし、勇気ある行動に謝意を伝えた。