Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • Home
  • アル・ウラーのロックスターとの遭遇に触発された日本人アーティスト

アル・ウラーのロックスターとの遭遇に触発された日本人アーティスト

02 Jun 2019
アル・ウラーの影響を受けた絵画『Untitled』。(写真 / 提供)
アル・ウラーの影響を受けた絵画『Untitled』。(写真 / 提供)
日本人アーティストの村上隆氏。RCUのNora Al-Dabalとともに。(写真 / 提供)
日本人アーティストの村上隆氏。RCUのNora Al-Dabalとともに。(写真 / 提供)
Updated 20 Oct 2019
02 Jun 2019

Hala Tashkandi 著

リヤド:「タントラの冬」コンサートシリーズでのスター勢揃いのラインナップから、マダイン・サーレハ古代遺跡を訪れた数多くの観光客まで、サウジアラビアの歴史あるアル・ウラーの街は、この1年で大きな注目を集めてきた。

そして、アル・ウラーの雄大な美しさは、世界的に著名な日本人アーティストの村上隆氏が手掛けた作品に影響を与えた。同氏は、2019年3月にこの地域を訪問した後、近ごろ素晴らしい作品を完成させた。

この地域のドラマチックな風景を目の当たりにした村上氏は、「すぐになにかを創作せずにはいられない」気持ちになったと語った。

その結果が巨大な絵画「Untitled」で、この作品は香港で開催される同氏最新の作品展で壁全体を覆っている。

クリーム色の背景に青と赤の図柄があしらわれたこの絵画は、印象的なアル・ウラーの奇岩の形状を彷彿させる一方で、村上氏の作品に頻繁に登場する、ゆがんだアニメチックな生き物のスケッチも描かれている。

アル・ウラーの風景の定型写真が、絵画とその背景にあるインスピレーションの説明とともに、展示作品に添えられている。

「アル・ウラーの奇岩を訪れた際、私は新しいアイデアの源を探し求めていた。奇岩との遭遇に魅了された私は、スマートフォンで写真を何枚も撮影した。私の脳は、無限の時間、数学的宇宙、普遍の摂理の問題へと方向転換を始めた」と、村上氏のキャプションには書かれている。

さらに別のキャプションでは、「芸術的な形をしたこれら無数の岩は、本当に自然の驚異である」と書かれている。

「自然が作り出した奇跡的な美の空間に、人間が駆り立てられるように数多くの遺跡を彫って作ったことに、私は深く共感することができる」と、3つ目のキャプションには書かれている。

アル・ウラー王立委員会で芸術・文化エンゲージメント・マネージャーを務めるNora Al-Dabal氏は、「村上氏が自身の作品のインスピレーションとして、アル・ウラーを選んだことをとても誇りに思っています。彼は、この広大で特別な風景を体験したことに呼応して、大がかりな作品を展示する初の海外アーティストです」と話した。

「村上氏は、着目点としてアル・ウラーの奇岩の構成を選び、まさしくこれを風景の『最高のモチーフ』と呼んでいます。何千年もの間、この岩の地形は、精巧な彫刻によってこの地に名を残してきた古代文明にとっての地質を利用したキャンバスとしての役割を果たしてきました」とNora Al-Dabal氏は語った。

この奇岩が偉大な作品に影響を与えたのは、今回が初めてではないが、村上氏のユニークなスタイルは、この風景の新しい見方を提案するものである。

この絵画は、香港のTai Kwun Center for Heritage and Artsで開催される作品展「Murakami vs Murakami」で展示される。この作品展では、60を超す絵画と彫刻が展示され、9月1日まで開催される。

topics
Most Popular
Recommended

return to top