
先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合が24日、栃木県日光市のホテルで開幕した。新型コロナウイルスの流行で浮き彫りとなった課題や、女性の経済的自立について討議。25日に共同声明を取りまとめて閉幕する。
同会合は今回が5回目で、日本開催は初めて。小倉将信男女共同参画担当相が議長を務める。
新型コロナ禍では、保育所などの閉鎖で家事や育児の負担が女性に偏った。女性が多く従事する観光・飲食といったサービス業も大きな影響を受け、経済的自立が課題となった。こうした認識を共有するG7各国は、討議の成果を共同声明に反映させる方針。
開幕に先立ち、内閣府は24日、宇都宮市で女性活躍に関するイベントを開催。小倉担当相はあいさつで「女性活躍の推進はわが国だけではなく、世界共通の課題だ」と強調。「G7全体として取り組みがさらに進むよう議論したい」と意気込みを語った。
時事通信