
航空自衛隊は18日、フランス空軍の主力戦闘機「ラファール」が初めて日本に飛来し、国内で空自戦闘機と共同訓練を行うと発表した。訓練は26~29日の日程で、宮崎県の空自新田原基地や関東周辺の空域で実施。両国間の戦闘機による訓練は初で、中国を念頭に連携を示す狙いがある。
空自によると、訓練には仏空軍からラファール2機とA400M輸送機など4機120人が参加。空自もF15戦闘機3機や、F2戦闘機2機などが参加し、編隊飛行や航法訓練を行うという。同国のミル航空宇宙軍参謀長も来日し、内倉浩昭航空幕僚長との共同会見が予定されている。
浜田靖一防衛相は18日の閣議後記者会見で「フランスのわが国周辺への関与を明らかにするもので、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け意義深い取り組みだ」と述べた。フランスは5月にも海軍のフリゲート艦を日本に派遣している。
時事通信