
東京:河野太郎デジタル相は15日、マイナンバーをめぐるトラブルが続発した責任を取り、自身の閣僚給与3ヶ月分を自主返納すると発表した。
河野大臣は記者会見で、マイナンバーにひも付けられる公金受取口座に誤って他人の預金口座が登録されたケースへの対応が遅れたことなどの問題に言及したうえで、「担当相としてけじめをつけるべきだと認識している」と述べた。
河野大臣は引き続き職務に専念するとしている。
政府はこれまでに、そのような公金受取口座のひも付けミスを940件確認している。
河野大臣は、「デジタル庁内の情報共有体制が不十分で、事案が報告されるまで相当の期間がかかってしまった」と述べた。
今月公表されたマイナンバーデータ総点検の中間報告によると、政府はマイナ保険証のデータひも付けミスを新たに1069件確認したという。
政府は、総点検は原則として11月末までに完了する予定だとしている。
時事通信