
ドバイ:エジプト訪問中の林芳正外務大臣は9月5日、アラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長と会談した。
会談中、林外相はアラブ諸国が直面する諸課題への対応や、地域の発展と繁栄のために尽力しているアブルゲイト事務総長の取り組みを称賛した。
アブルゲイト氏からは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を含む日本のアラブ世界への支援に高い評価が示された。
双方は、2013年に署名した「日アラブ協力に関する覚書」に基づき、日本とアラブ連盟の間で、経済、文化、人物交流の分野で引き続き協力を進めていくことで一致した。
両者はまた、福島第一原子力発電所の処理水の放出問題についても話し合った。アブルゲイト氏からは、IAEAの評価とこれに伴う日本の対応に信頼が表明された。