• 「私たちは1800万人に手を差し伸べる必要があり、その目標をあきらめるつもりはありません」と、スーダン国連常駐人道調整官であるクレメンタイン・ンクウェタ=サラミ氏は述べた
• ンクウェタ=サラミ氏は、人道支援組織のメンバー19人が殺害されたことに言及した

ジュネーブ：スーダンの内戦における治安の欠如と国際的な援助資金の不足が、国内で困窮する何百万人もの人々を支援する努力を妨げている、と国連は5日に述べた。

「私たちは1800万人に手を差し伸べる必要があり、その目標をあきらめるつもりはありませんが、より多くの国際的な支援、私たちの支援を必要とする人々へのアクセスの改善、そして私たちの活動の安全確保が必要です」と、スーダン国連常駐人道調整官であるクレメンタイン·ンクウェタ=サラミ氏はジュネーブでの記者会見で述べた。

ンクウェタ=サラミ氏は、4月中旬に紛争が勃発して以来、人道支援組織のメンバー19人が殺害され、29人が負傷したことに言及した。

彼らが明らかに標的にされたかどうかについては言及を避けたが、「私たちがどこにいて、何をするのか」をきちんと示すようにしているのにもかかわわらず、「多くの場合、私たちの努力は妨げられている」と指摘した。

スーダンでの戦闘は4月15日に勃発した。アブドゥルファッターフ·アル·ブルハン将軍が率いる軍は、ブルハン氏の元副官のモハメド·ハムダン·ダガロ氏が指揮する準軍事組織「即応支援部隊（RAF）」と権力闘争で対立し、交戦している。

武力紛争発生地·事件データプロジェクト（ACLED）の控えめな推計によると、紛争が勃発して以来、スーダンでは7500人近くが死亡している。

国連の統計によると、戦闘によりスーダン国内で430万人近くが避難し、さらに約120万人が国境を越えて避難している。

世界最貧国の一つであるスーダンは、紛争によって医療システムが崩壊している。

人道援助は、武装ギャングや犯罪者によって攻撃され、略奪されている。

国連は、資金不足にもかかわらず、この複雑な人道危機に立ち向かっている。

「人道支援資金として求めた26億ドルのうち、集まったのはわずか3分の1にすぎません」とンクウェタ=サラミ氏は述べた。

「スーダンの人々は、国が紛争によって徐々に荒廃する中、極めて不安定な状況に置かれています」

AFP