
ワシントン:イスラエルは、ハマスが大規模な攻撃でイスラエル軍の不意を突く3日前に、暴力が起きる可能性についてエジプトから警告を受けていた、と有力な米下院外交委員会の委員長が11日に述べた。
「我々は、エジプトがイスラエルに対し、このような事態が起こる可能性があると3日前に警告していたことを知っている」と共和党のマイケル・マッコール議員は、今回の危機に関する非公開の議員向け情報説明会の後、記者団に語った。
「あまり機密情報には触れたくないが、警告は出されていた」とマッコール氏は述べた。「問題はどのレベルのものだったのかだと思う」
1500人以上の武装勢力がユダヤ教の安息日に陸・空・海の組織的攻撃でガザの防衛網を突破し、イスラエルは75年の歴史の中で最も致命的な攻撃を受け、動揺している。
米国の同盟国であるイスラエルによると、ハマスの武装勢力は小さな町やキブツに押し寄せ、家に隠れていた住民やコミュニティを守ろうとした住民を無差別に殺害し、1200人以上が死亡し、2700人以上が負傷したという。
イスラエルはその報復としてガザのハマスの標的を執拗に攻撃しており、戦争はすでにイスラエルとパレスチナの民間人、兵士、戦闘員の3700人以上の命を奪っている。
ワシントンでは、ジョー・バイデン大統領が、より多くの米国の軍需物資や軍事装備品を送ることを約束し、「極悪非道」な民間人虐殺に対し憤りを表明した。
マッコール氏は、この攻撃は1年も前から計画されていた可能性があると述べた。
「なぜ見逃したのかよくわからない。イスラエルがどうやってそれを見逃したのかよくわからない」とマッコール氏は記者団に語った。
AFP