
北京:水曜日、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、民兵組織ハマスによるイスラエルへの攻撃は、パレスチナ人に対する『集団的処罰』を正当化するものではないと述べ、即時停戦を求めた。
中国の経済フォーラムで講演したグテーレス事務総長は、1,400人以上が殺害された10月7日のハマスによるイスラエル攻撃を正当化できない「テロ行為」だと非難した。
「しかし、それら攻撃によって、パレスチナ人に対する集団的処罰を正当化することはできない」と事務総長は語った。
そして、ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦争における「人道的即時停戦」を訴え、「人道面における2つの緊急な訴え」という内容を繰り返し発言した。
グテーレス事務総長は、ハマスの攻撃で少なくとも199人が誘拐され、イスラエル史上最悪の死者数が出たことに言及し、この民兵組織に対して「人質の即時かつ無条件の解放」を求めた。
また、イスラエルに対しては、「圧倒的多数が女性と子どもであるガザ市民の最も基本的なニーズに応えるため、制限のない人道援助のアクセスを直ちに許可する」よう求めた。
「私からの2つの訴えを実現し、私たちが目の当たりにしている人々のひどい苦しみを和らげることができるよう、即時人道的停戦を行い、十分な時間と空間が提供されることを求める」とグテーレス事務総長は述べた。
「あまりにも多くの命と地域全体の運命が危険にさらされている。」
さらに事務総長は、「56年間にわたる占領を経たパレスチナ人民の深い不満を十分に承知している」と述べた。
続けて 「しかし、こうした不満は深刻であるが、10月7日にハマスが犯したテロ行為を正当化することはできない」と語った。
同事務総長は先に、火曜日遅くにガザ地区の病院を襲い数百人が死亡した致命的な爆撃に「恐怖の念を覚える」と話していた。
ハマスは病院の爆撃についてイスラエルを非難した。イスラエルは、ガザ地区のイスラム聖戦武装勢力によるロケット弾誤射が原因だと発表している。
「私の思いは犠牲者の家族とともにある。病院と医療従事者は国際人道法の下で保護されている」とグテーレス事務総長は「X」への投稿で発言した。
事務総長はまた、ガザ難民キャンプで国連が運営する学校が襲撃され、6人が死亡した事件を非難した。
AFP