
カイロ:エジプト政府が、ガザ地区で激化するイスラエルとパレスチナの武装組織・ハマスとの戦争について協議する国際サミットを主催する。
エジプト当局は先に発表した声明において、イスラエルの執拗な爆撃により約4000人のパレスチナ人が死亡し、1万3000人以上が負傷したことを受け、サミットはガザ地区での即時停戦を推進することを目的とすると明らかにした。
急遽開催されることになった同サミットでは、世界や地域の指導者が集結し、現在進行中の暴力から民間人を保護し、パレスチナ問題の正当な解決策を導き出す方法を探ることになる。
エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は、人道支援車両がラファ検問所で立ち往生している状況を受け、サミットの開催を呼びかけた。ガザ地区で医薬品や食糧の供給が不足し、より深刻な人道危機を引き起こしているため、1日20台の支援トラックを許可することでイスラエルと合意に達した。
出席が予定されている地域の首脳は、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、ヨルダンのアブドッラー国王、バーレーンのハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王、カタールのシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長、クウェートのシェイク・ミシャール・アル・アフマド・アル・サバーハ皇太子らだ。
世界の首脳としては、イタリアのジョルジャ・メローニ首相、スペインのペドロ・サンチェス首相、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相、キプロスのニコス・フリストドゥリディス大統領、ドイツのアナレーナ・ベアボック外相、フランスのカトリーヌ・コロンナ外相、日本の上川陽子外相、英国のジェームス・クレバリー外相などの出席が見込まれている。