エルサレム:イスラエルの治安部隊は27日に、若いパレスチナ人たちがアル・アクサモスクに行くのを禁止し、エルサレムの旧市街の外で祈りをささげるよう要求した。その後、厳しい規制を継続し年配の参拝者数千人を中に入れた。
担当当局であるエルサレム・イスラム寄付局は、5,000人の参拝者が聖地で金曜礼拝を行ったと発表した。これに対し、戦闘開始前の平均は約50,000人だった。
イスラム教徒にはハラム・アル・シャリフ(高貴なる聖域)として、ユダヤ教徒には神殿の丘として知られる丘の上にあるアル・アクサの周囲で、多数のイスラエル警察官が警備にあたった。
占領下のヨルダン川西岸地区にあるラマッラーの通りでは、数百人のパレスチナ人がデモを行い、一部の人々はハマスへの支持を表明した。
群衆は、「ガザを解放せよ」、「人々はアル・カッサム旅団を求めている」といったスローガンを叫んだ。アル・カッサム旅団とはハマスの武装部門のことだ。さまざまなパレスチナの運動団体を象徴する横断幕とともにハマスの旗を振る人々もいた。
ファクヒ・バーゴウティさん(80)は、ヨルダン川西岸地区のパレスチナ人は「ガザの戦争についてもっと行動する必要がある」と述べた。
複数の人々が、西側、特にフランスの今回の戦争に関するマスコミ報道は「偏った」ものだと考え、AFPの質問に答えるのを拒んだ。
このデモのほんの数時間前には、占領下のヨルダン川西岸地区北部における明け方の襲撃で、イスラエル軍が少なくとも4人のパレスチナ人を殺害しており、死者にはハマスのメンバーが含まれていた。現在の戦闘の間にヨルダン川西岸地区では、100人以上が死亡し、1,900人以上が負傷している。
ロイター
AFP