

エルサレム:世界的なネットワーク監視団体であるネットブロックスは29日、ガザ地区のインターネット接続が復旧に向かっていると報告した。同地区のインターネット接続は、イスラエル軍の激しい爆撃により2日ほど前から切断されていた。
「リアルタイムのネットワークデータは、#ガザ地区 のインターネット接続が復旧に向かっていることを示している」と、同監視団体がX(旧Twitter)に投稿した。
ガザ市にいるAFP通信の職員は、午前4時過ぎ(02:00 GMT)に、インターネットの使用が可能になり、ガザ地区南部の人々に電話連絡することができたと語った。
ガザ地区では、イスラエル軍の爆撃によって27日から全域でインターネットと電話の回線が切断されていた。
10月7日、ハマスの武装集団がガザ国境を越えてイスラエル国内になだれ込み、イスラエル当局の発表によれば、1,400人(主に民間人)を殺害し、230人を人質として誘拐。イスラエル軍の大規模な爆撃活動は、この後に開始された。
それ以降、イスラエル軍が繰り返すガザ地区への空爆により、8,000人以上(半数は子供)が死亡したと、ハマス管理下の保健省は28日に発表した。
パレスチナ赤新月社は、通信の切断で緊急通報が遮断され、極めて重要な救急サービスが混乱に陥ったと語った。
AFP