アミン・アッバス

ドバイ：浜田雅代さんは日本の伝統舞踊（日本舞踊）の専門家であり、UAE各地で様々なイベントに出演し、何世紀にもわたって受け継がれてきた日本舞踊への情熱を伝えている。

日本舞踊は、300年以上の歴史を持つ日本の伝統舞踊として確立されている。歌舞伎から発展した歌舞伎舞踊がもとになっており、芝居、踊り、音楽の要素で構成されている。着物の美しさを生かした日本人の美意識や感情表現を現代に伝える手段のひとつでもある。

2017年に芸能活動を開始した濱田さんは、アラブニュース・ジャパンの取材に対し、3歳の時に祖母から日本舞踊を教わり「16歳まで祖母に師事しました。その後、新しい先生に習っています」と語った。

彼女は、観客と舞踊との間につながりを生み出すことにインスピレーションを見出している。

「私のコンセプトは文化交流で、アラブ首長国連邦に住む人々に日本の伝統舞踊や日本の文化をもっと知ってもらいたいと思っています」と彼女はアラブニュース・ジャパンに語った。

この舞踊家は、日本舞踊のテクニックを習得することが、キャリアの中で直面した困難のひとつであるとし「踊りながら様々なシーンを見せるのは難しいので、今でも毎日勉強しています」と語った。

「先生は日本舞踊の経験が豊富なので、とてもストイックです。もっとゆっくり、もっと丁寧に、あまり早く動かず、観客に気を配り、歌詞や音をよく聞くようにといつも言われています」と彼女は続けた。

日本の伝統舞踊と世界の他の伝統舞踊との違いについて濱田さんは「日本舞踊は腰を落とし、ゆっくりと動きます。日本の伝統的な衣装である着物を着て、伝統的な歌を歌うため、激しく速いリズムにもかかわらず、踊りの動きは意図的な遅さを保っています」とアラブニュース・ジャパンに語った。

2012年にアブダビを訪れ、フレンドリーで心温かい人々や、大きくて活気のある街にとても満足したという。彼女は師匠や同僚と日本の小さなお祭りに参加する予定だ。