• 同施設は48時間以内に完成予定で、約50人の医師が2日以内にハーン・ユーニスに到着し、病院を運営することになっている

レイド・オマリ

アンマン：ヨルダンがガザ地区に設立すると発表した2軒目の野戦病院のための医療物資を積んだトラック40台が11月20日、ラファ検問所に到着した。

政府所有のAl-Mamlakah TVは20日、ヨルダンの新しい野戦病院は、ガザの南側にあるハーン・ユーニスに設置されると伝えた。ハーン・ユーニスでは、包囲された同地区北部の激しい砲撃から逃れた何万人もの人々が、学校やテントに避難していると伝えられている。

同施設は48時間以内に完成予定で、約50人の医師が2日以内にハーン・ユーニスに到着し、病院を運営することになっている。

ヨルダンは2008年のイスラエル・ハマス戦争後の2009年以来、ガザに野戦病院を設立し、運営している。

ヨルダン軍の発表によると、先週 15日、ガザにあるヨルダン野戦病院のスタッフ7人が、負傷したパレスチナ人を治療のために搬送しようとした際に、病院付近でイスラエル軍の攻撃を受けて負傷した。

王宮によると、ヨルダンのアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王陛下は19日にガザの野戦病院の院長と電話で話し、攻撃で負傷した職員を含むスタッフの様子を確認したという。

アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン国王陛下は、病院の医療スタッフへの攻撃を「凶悪犯罪」と表現し、必要なすべての措置を取ると述べた。

ヨルダン軍によると、ラファ国境検問所での輸送の遅れによる支援物資不足に対処するため、ヨルダン空軍機がパラシュートを使ってガザ地区の野戦病院に医療物資を２度空輸した。

2009年以来、ガザのヨルダン野戦病院は、合計373万3000件の症例に対処してきたと同軍は述べている。

ヨルダン軍は先週16日、占領下にあるヨルダン川西岸地区のナブルスに野戦病院を開設し、患者に医療支援を提供していると発表した。また、ヨルダンは、同じくヨルダン川西岸地区のラマッラーとジェニンに2つの外科ステーションがあると述べた。