
ワシントン:イスラエルによるガザの対ハマス作戦に伴ってエスカレートしている米軍基地への攻撃に対抗して、米戦闘機がイラクにあるヒズボラの作戦基地2カ所を攻撃した、と国防当局者2名が語った。
それによると、米軍基地への攻撃の中には、火曜日に起きた米軍に対する初の短距離弾道ミサイルの使用も含まれているという。
当局者が匿名を条件に提供した攻撃に関する追加的機密情報によると、米戦闘機は火曜日、バグダッドの南方、アル・アンバルとジュルフ・アル・サクル近郊のカタイブ・ヒズボラ作戦基地およびカタイブ・ヒズボラ指揮管理拠点を攻撃した。攻撃時、両地点にはカタイブ・ヒズボラの要員がいたが、死者が出たかどうかはまだ確認できていないという。
この米軍攻撃は、イランの支援を受けた武装勢力が月曜夕方にイラクのアル=アサド空軍基地に対して短距離弾道ミサイル2発を発射した際、上空にいたAC-130砲艦が即座に行った予定外の報復攻撃に続いて行われた。同砲艦はミサイルの発射元を突き止めることに成功し、車両で逃走した武装勢力数名に向けて発砲した。
当局者によれば、米国に紛争を拡大するつもりはないが、イランの支援を受けた米軍への攻撃は止めるべきであり、必要なら米国はさらなる行動をとると伝達しようとしているという。
ガザの病院で爆発が起こり数百人が死亡した10月17日以来、現時点までにイラクとシリア内の米軍基地は現在までに66回の攻撃を受けている。
AP