



アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦が、イランにおけるコロナウイルス感染拡大防止策の一環として現地に専門家や医療用品を輸送する世界保健機関を支援した。
イラン当局は、少なくとも66名が死亡、1500名以上の発症が確認されたと述べており、イランは発生源の中国以外で最も感染が蔓延している国となっている。
アラブ首長国連邦(UAE)空軍が、7.5トンの貨物を積んだ航空機1機をドバイからイランへ派遣したとUAEの国営報道局WAMが伝えた。
発症者の治療にあたる1万5000名の医療従事者を支援すべく、手袋、医療用マスク、その他の基礎的医療用品が、ドバイの「国際人道シティ(IHC)」で梱包されて荷積みされた。
援助物資には、何千もの人々を検査するためのキットも含まれている。
「これはコロナウイルス感染者を支援したいとする我々の取り組みの一環です」とUAEの国際開発省審議官のスルタン・アル・シャムシ氏は述べた。「我々は国際社会と提携して、苦境にある人々への支援を今後も拡張していくつもりです」
世界保健機関(WHO)の地域緊急問題理事長代理のリチャード・ブレナン医師は、国連保健機関であるWHOは、UAE政府の支援なくしては支援活動を遂行することが不可能であったと述べた。
「イランは中東で最も多くのCOVID-19発症者数を報告しています。医療用品は、イランがウイルスを封じ込めるための装備として欠かせません」と彼は述べた。