
ガザ/マナマ/エルサレム:ガザ南部のラファ地域に対するイスラエルのミサイルと空爆により、住宅3戸が直撃され、少なくともパレスチナ人20人が死亡したとガザ保健当局者が火曜日に発表した。
数万人の避難民パレスチナ人が、そこでも安全ではないという懸念にもかかわらず、さらに北のイスラエル軍の砲撃から逃れるため、ガザ地区とエジプトの国境にあるラファに詰め込まれている。
火曜日早朝、同じくガザ南部の都市ハーン・ユーニスの住民は、過激派ハマスの戦闘員とイスラエル軍との間の激しい銃撃戦を報告した。住民らによると、イスラエルの戦車と航空機が市内中心部近くの地域を爆撃した。
世界保健機関(WHO)当局者は月曜日、イスラエル軍が先週襲撃したガザ北部のカマル・アドワン病院はもはや機能しておらず、乳児を含む患者は避難していると述べた。
「病院を失うわけにはいかない」とWHOのガザ代表リチャード・ピーパーコーン氏は語った。
ピーパーコーン氏はまた、イスラエルがそこで軍事作戦を遂行しているため、ハーン・ユーニスのナセル医療複合施設の敷地内に避難している約4,000人の避難民が危険にさらされていると述べた。
ガザ保健省は月曜日、ハマス支配の飛び地に対する2カ月以上の戦闘でイスラエル軍の攻撃によりパレスチナ人1万9,453人が死亡、5万2,286人が負傷したと発表した。
イスラエル側の集計によると、ハマスの戦闘員は10月7日の奇襲で1,200人を殺害し、240人の人質をとったとされているが、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスに対して完全な勝利を達成すると誓った。
イスラエルによるハマスへの報復の激化により、各国政府や国際機関の間では民間人の死者数、飢餓、ホームレスに対する懸念が高まっている。
家族で二度の引っ越しをした4人の子供を持つ父親ラエドさん(45歳)は、ガザの人々は生き延びようとして疲れ果てていると語った。
「お金の価値は失われ、ほとんどの品物を入手できない。砲撃の夜を生き延びた後、私たちはベッドから起きて食べ物を探して街を歩き回ったが、疲れてしまった」とラファ地区で語った。「平和とか休戦とか停戦とかいろいろ言われていますが、私たちは何でもいいのでとにかく戦争を止めてほしい。」
ロイター