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モロッコ、首都ラバトでイスラエルとの国交断絶を訴え数千人がデモ行進

2023年12月24日、ラバトでの抗議活動にて、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスによる紛争が続くなか、ガザとの連帯を示しパレスチナの旗を振るモロッコの人々。(AFP)
2023年12月24日、ラバトでの抗議活動にて、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスによる紛争が続くなか、ガザとの連帯を示しパレスチナの旗を振るモロッコの人々。(AFP)
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25 Dec 2023 05:12:49 GMT9
25 Dec 2023 05:12:49 GMT9
  • モロッコは2020年に、ドナルド・トランプ政権下の米国による仲介でイスラエルとの関係強化に合意している。またこの交渉には、係争中の西サハラに関して米国政府がモロッコの統治権を認めるという内容も盛り込まれた

ラバト:24日、モロッコの首都ラバトでガザ戦争勃発以来最大規模となる数千人がパレスチナ支持のデモ行進を行い、モロッコとイスラエルの国交断絶を訴えた。

モロッコでは、2カ月以上前に始まったこの紛争に関し、イスラエルによるガザへの戦争行為に対して数千人規模での抗議活動が度々起きている。

24日のデモ行進は、左派グループおよび非合法ながら活動が容認されているイスラム組織「正義と善行」が共同で主催した。

2023年12月24日、イスラエルとパレスチナの過激派組織ハマスによる紛争が続くなか、モロッコのイスラエルとの国交断絶を訴えるデモにて、ボイコット・投資引き上げ・制裁(BDS)運動の対象となる国際ブランドを示したバナーを掲げる抗議参加者。(ロイター)

1万人の抗議参加者の大半はイスラム教徒と見られ、パレスチナの旗や「勝利するまで抵抗を」、「モロッコ政府によるイスラエルとの国交正常化を止めよう」、「パレスチナの人々を解放せよ」といった文言が書かれたプラカードを掲げた。

モロッコは2020年に、ドナルド・トランプ政権下の米国による仲介でイスラエルとの関係強化に合意している。またこの交渉には、係争中の西サハラに関して米国政府がモロッコの統治権を認めるという内容も盛り込まれた。

24日のデモ行進参加者は、イスラエル支援を行うブランドのボイコットも呼びかけた。

イスラエルとの国交正常化政策の一方、モロッコ政府当局はパレスチナ国家の樹立支援を続け、ガザの停戦、すべての民間人の保護を訴えてきた。

モロッコとイスラエルは前出の合意に沿った大使館設置へのプロセスをまだ完全には完了させていないが、防衛協力協定に調印するなど距離を縮めている。

ロイター

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